雄しべ、雌しべがともに正常。
多弁花、短花糸花も含む。
葯は退化、または痕跡を残す。
花糸は正常。
雄しべが退化した個体。
乙女咲きともいう。
渦巻弁、撫子弁、総苞葉化(えりまき)など。
雄しべが多肉質で、スプーン状やヘラ状に小さく弁化したものを指すが、栽培環境によりT字弁に花弁化しやすい個体もある。雌しべ全体が稔性を持つ。
雄しべは、様々な形態に弁化。雌しべが部分的に弁化、あるいは不捻化していても、わずかでも稔性をもつ雌しべがあれば二段咲と見なす。
雄しべは旗状、または葉状弁化。まれに正常な雄しべを残す。雌しべは、葉状弁化するが、ときに固く閉じる。弁化花弁は有毛。
雄しべ、雌しべの弁化花弁は異形で識別できる。まれに、正常な雄しべを残す。通常、弁化花弁は無毛だが、三段咲きとの中間型(Forms)にはわずかに繊毛を残す。
雄しべと雌しべの弁化部が同形、完全弁化。通常、弁化花弁は無毛だが、三段咲きとの中間型(Forms)には、わずかに繊毛を残す。
白覆輪の個体を御紹介します。
※ 本ページの分類表記に使用した画像は、育種家 岩淵公一氏が実生により作出したものです。
1948年、新潟県小千谷市生まれ。東京農業大学へ入学し、遺伝育種学研究所(のちの財団法人 進化生物学研究所)にて、
遺伝育種学と植物組織培養を学ぶ。卒業後、故郷に戻るが、1988年に新潟県刈羽郡西山町(現在は柏崎市西山町)に、農場を移し、
豊かな里山で暮らしながら、自然盆栽「三雲苑」を主宰する。国際雪割草協会(IHS)会員。同 会長。令和3年度 園芸文化賞 受賞。
著書:
「よくわかる栽培12ケ月 雪割草」 NHK出版
「雪割草 栽培と花創りの楽しみ」 新潟日報事業社
ⅰ. This classification employs 4 ranks - division, class, type, and form. The forms are not described here. It is proposed that the numbering of the ranks can be used as a code as in the horticultural classifications of Narcissus and other genera.
ⅱ. In Yukiwariso flowers the petal-like features are typically sepals; in some cultivars, they can also be petaloid stamens and pistils.
ⅲ. The names of the types in Division 2 are adopted from the formal Japanese classification for Camellia cultivars.
標準花